山川宗玄師「無門関」(7)

  第三十則 即心是仏

 原文:

 馬祖、因みに大梅問う「如何なるか是れ仏」。

(馬)祖云く「即心是(即)仏」。

 現代語訳:

 馬祖和尚はある時、大梅から「仏とはどのようなものですか」と質問された。

馬祖は「心こそが仏そのものだ」と答えた。 

山川師の解釈:・・・・我々の心が仏そのものである・・・・しかし、泣いたり笑ったり、人を憎んだり愛したり、こういう心が仏の心そのものなのか。そうではない。「即心」というものが仏なんだということです。「即心」というのは、「すなわち心」というふうに吾々日本人は読まざるをえないけれど、「すなわち心がすなわち仏である」と読んでしまうと、どうも意味がおかしくなる。「即心」というものが仏なんだということ。「即心」、何とも訳しようがない。「即心」なんです・・・・

筆者の感想:「即心というものが仏なんだ」とはどういう意味でしょう。

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