読者のご質問(続き)

 読者の方から次のようなご質問がありました。他の方にも参考になると思いますので紹介させていただきます。

ぶちょりんこさん
 ・・・実は密教を勉強したく、高野山真言宗のお寺に出入りがあって祈祷も勧められてしていたんですが、その住職には、このブログのことを相談したら、おかしいことは書いていない、まともでいいと思う、と言われました。なので、ずっと信じていたのです。もっと、批判的に見る目がなかったんでしょうか、と今驚いています。住職だから、坊さんだから正しいとは限らないこと、よくわかりました。実際に実生活にいるお寺が信用できないなら、いま、どうやって仏教を勉強したらいいのか、やっぱり自分で解釈していくしかない、と感じています・・・

筆者のコメント: これまでの私の意見を、よくぞ信頼して考えを受け入れて下さいました。あなたにとってつらい言葉もあったでしょうに。
 私はこれまで、現代のさまざまな仏教研究者や僧侶の著作を読みましたが、胸に響くものは一つもありませんでした。いつも「なにかおかしい」と感じたのです。唯一の例外として行き着いたのが橋田邦彦先生です。昭和の初めころ、すでに有名な僧侶による「正法眼蔵」の解説書はさまざま出ていましたが、一切無視し(おそらく失望したのでしょう)、東大図書館にあった古書「正法眼蔵御抄」を手掛かりにして、独学で優れた解説書を著わした人です。惜しくも志半ばで亡くなられましたが・・・。私も橋田先生のこの著作を唯一の拠りどころとして、以後は自分自身で勉強しています。あなたと同じ意見です。現代の日本仏教の衰退はだれの目にも明らかでしょう。いま世界の心ある人たちから注目されている東洋思想ですが。
 それにしても初学者が密教から入るとはどういうことでしょう。密教の最高の修法は文字通り秘法であり、修行僧の中でも特に選ばれた者にしか伝えられないからです。初学者など垣間見ることすらできません。高野山ではかんたんな瞑想も教えてくれますが、密教の修とは言えません。
 密教以外にふさわしい道はなかったか、誰かアドバイスしてくれる人はいなかったのでしょうか。

長内宗恵さん
 ・・・目に見えない、科学的に証明されていない世界のことはなんとも解釈や想像ができるので、そこの思想、仮説?をどうやって選択していくべきなのか、疑問です・・・

筆者のコメント:他人の言ったことや書いてあることではなく、自分の目で見、耳で聞き、肌で感じたことだけを自分で判断して信じるべきです。筆者は生まれて初めて体験した霊的現象を真実だと確信しました。ある友人が言っていました「某新々宗教団体が『霊的現象を体験させる。黒い幕をかぶせてパッと取った時光が見えます』と言うので受けてみた。かぶせられていた幕を取ったら光が見えるのはあたりまえじゃないか」と。麻原の空中浮揚などを信じたオーム真理教のエリートたちは、自分の目で見たわけではないのです。人間としてあまりにも未熟だったのですね。真面目な人も多かったのですが。空中浮揚写真など誰にでも撮れます。

「読者のご質問(続き)」への3件のフィードバック

  1. ご丁寧にお答えしてくださりありがとうございます。橋田先生の本、東大図書館で調べてみます。
    あいにく、密教を勉強したいと真言宗の寺にいったのですが、復縁の神の不動大妙の念仏以外を教わった以外は誰もアドバイスをくれる人はいませんでした。正直、寺の人も住職も私よりも頭悪そうでした。あとは、読んでいたカルト系仏教ブログです。でもどんな状況でも瞑想で願望が叶う、と断言することで、適切な医療機関に行かず病気が深刻になる読者もいることを知り、これはおかしいと思ったのです。あとは、ディーパックチョプラ博士の本を読んでいますが、ご意見あれば教えて下さいませ。立証された科学の本ではないです。

    自分の目で見て、感じたことを信じること、納得です。

    確かに、オーム真理教を信じた人のように、人から聞いたことを信じるのは未熟だと、私も反省しています。

    1. 取りあえずお知らせします。橋田邦彦先生の著作は「正法眼蔵釈意」で、市販品です。ネットでお調べください。橋田先生がお調べになった東京大学の蔵書とは別です。あなたが読むのはまだ早いです。
       それにしてもあなたはなんと「危ない」宗教遍歴(?)の人かと思います。私のこのブログシリーズは、禅から、浄土の教え、密教、唯識、法華、さらに神道、キリスト教からスピリチュアリズムまで、幅広く、できるだけ初学者の方にもわかりやすくと心がけて書き続けています。私はキリスト教の教会に何年も通いましたし、さらに神道系の教団で10年にわたって修行しました。禅の修行は現在も続けています。つまり、私が書いていますのはほとんどすべて私が体験したものに基づいたものばかりなのです。あなたのような方が、どの方向へ進んだらいいのかをご自分で見極めるのにきっと役に立つと思います。4年近く書いておりますので分量は多いですが、あなたの真剣度次第です。私のブログをプリントアウトし、何度も読み返していらっしゃる方もいます。なにはともあれ読んで下さい。今までつらいこともあったでしょうが、じつはあなたが宗教に目覚めた、とても良いチャンスだったと思います。「悟りは近くにある」については、あなたがもっと勉強されてから。

      1. わかりました、教えてくださいましてどうもありがとうございます。私もプリントアウトします。私は危ない宗教遍歴ですね。。ほぼ無宗教に近いと思います。でも霊的世界はあると思います。
        近々、悟りは近くにあるということ、拝読できる事楽しみにしております。

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